夏の読書② D-殺戮貴族 ブックレビュー

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中学生の頃に初めて手に取り、Dの圧倒的な格好良さに痺れて以来、ずっと追い続けてきた大人気シリーズ。遂に待望の第45巻、そしてシリーズ43周年という金字塔を打ち立てました!

菊地秀行先生、本当にどうかしてます(もちろん最高の褒め言葉です!)

本作は分類上ライトノベルとされていますが、個人的には一般的なライトノベルとは一線を画す圧倒的な重厚さがあると思っています。可愛いキャラクターたちが賑やかに行き交う作品とは一味違う、本物のダークファンタジーの美学がここにはあります。

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今回の物語:冒頭から見逃せない展開

今回は珍しく、Dが冒頭で貴族(支配者階級たる吸血鬼達)を助けるシーンから始まります。依頼ではなく、純粋な「気まぐれ」で助けたことが発端となり、波乱の物語が動き出します。

  • 立ちはだかる存在: 「もどき」や貴族、そして時として魔物・妖物以上に残酷なエゴを剥き出しにする人間たち。

  • 圧倒的なスケール感: 貴族たちが遺した超巨大な宇宙船の内部へも踏み込んでいきます。

様々な思惑や欲望が複雑に絡み合う中を、静かに進むD。彼は何を思い、何をその剣で斬り伏せるのか――。

例によってDが追い続ける「奴」との決着は今作でもおあずけですが、それもまたこのシリーズ「らしい」魅力かもしれません。とはいえ、ファンとしてはいつか決着をつけてほしいのが偽らざる本音ですね。

挿絵と装画について

今作には本文中の挿絵がありません。表紙の装画は天野喜孝先生が手掛けていますが、以前発表があった通り、今後は挿絵を描かれない形となっています。長年のファンとしてはやはり寂しさや残念な気持ちもありますが、こればかりは仕方ありません。

果たして素晴らしい世界観を受け継ぐ後継者は現れるのか……もし引き継ぐ方がいれば相当なプレッシャーだと思いますが、応援したいところです。

変わらない美学と「黄金のワンパターン」の面白さ

今回もDはひたすらに強くて、ひたすらに無愛想で、死ぬほど美形です。 そして左手もいつものように、とにかくお喋りで、とにかく便利で、何でも知っています。

「黄金のワンパターン」と言われることもありますが、43年・45巻もシリーズが続いている理由はシンプルに「圧倒的に面白いから」に他なりません。どんな作品や著者であれ賛否両論は付き物ですが、大ベテランの菊地先生はそんな声を気にも留めず、読者が求める「本物」を届け続けてくれています。

気に入ったファンがその世界観に浸れればそれでいい――そして今作も、DはしっかりとDであり、左手はちゃんと左手でした。個性豊かな貴族たちも登場し、間違いなく値段以上の面白さと満足感を味わえる一冊です。

伝説の吸血鬼ハンターが織りなす極上のダークファンタジー小説。長年のファンはもちろん、重厚な名作ライトノベルを読みたい方はぜひチェックしてみてください!

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#吸血鬼ハンター #菊地秀行 #天野喜孝 #ダークファンタジー #読書レビュー

 

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