三毛猫ミーコの思い出話⑯積み重なる日常の変化

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仔猫の頃に

ウチにやって来たミーコですが、もちろん最初から懐いてくれた訳ではありません。

まだまだ手のひらに乗る(しかも小学生の時代の自分の)サイズでしたから、いきなり見知らぬ家庭に連れてこられても怖いだけです。こちらの都合だけで親猫のもとから引き離したわけですから、一つの命に対する責任がありますよね。

しかし当時は私もまだ子供。そんな自覚は望むべくもありません。ただひたすらミーコが可愛いだけでしたw

当時は学校から帰るや「ミーコはどこ?」と母に尋ねるのがお決まりでした。勿論ですが母もミーコに付きっきりな訳ではありませんから、「その辺にいるんじゃ?」くらいの返事になります。そりゃあ母も仕事をしてますからね、当然の展開ですね。

で、私はミーコを探すわけですが、ここで私の勘が冴え渡ります。大抵はミーコの居所を1発で当ててしまうのでした。

応接間のソファーの下、上の間のカーテンの裏、居間の隅っこ……ほぼ1発で、悪くとも2回目でミーコの居場所を当てていました。

「……ここか?」と覗くとミーコが「あ、見つかった」とこっちを見て大抵は顔を洗っているのを止めてしまいます。そこで私はミーコを捕まえて抱き上げ、撫でまくるという展開。

抱き上げると逃げようとしていましたが、取りあえずは食べ物や飲み物をくれるし悪いことはしない相手だと認識はしていたんでしょう、少しずつ懐いてくれるようになっていきました。

この辺りは兄も同じでしたw

落ち着いてくると

しばらく経つと流れも変わり、普通に帰宅して普通に行動しているうちにミーコを見つけたりミーコが自分からやって来たり……という流れになっていきました。

家族が集まっていると自然とやって来る感じだったと思います。甘えん坊というか寂しがりというか、そんな性格だったなと。

そんな頃から私の膝に来るようになったように思います。そこからだんだんと距離感が近付く事になりました。私の布団の上で寝ていたのが布団の中に入るようになり、私の後を付いてくるようになり、学校へ行く時には玄関まで付いてきたり、帰って来たら玄関まで迎えに来てくれたり……。

今思い出しても懐かしいし可愛いし……忘れられないですね。

そうこうしているうちに

私が家に居る時には離れなくなっていきました。もちろん他の家族のところにも行きますが、メインは私のところにいたと思います。母も「ミーコはあんたの猫だ」と言ってましたし、私が庭で天体望遠鏡を出している時にも私の周囲を走り回っていましたし。今思えば虫を追い払ってくれていたのかも……。

何年か自宅の近くで働いていた頃は自転車通勤をしていたんですが、帰宅するといつもミーコが玄関に迎えに来てくれていました。母が言うには、ミシンの横で寝ていたミーコが起きてミシンの後ろを通り床に降りて、一つ伸びをした所で私の自転車が庭に入ってくる音がしていたんだそうです。つまりミーコは私の自転車の音を聞き分けて迎えに来てくれていた……と言うことになるわけで。

しかも私が車で通勤するようになると、今度は車の音を聞き分けて迎えに来てくれていました。

寝ているしミシンの音はうるさいし、そんな中でよくもまぁ自転車や自動車の音なんか分かるなぁ……と感心したのでした。

 

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