PixInsight導入記①

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この度、遂にpix insightを導入しました。お試し版ですけどねw まだド素人なんですが、この時点で分かった事をレポートしたいと思います。

これからpixinsightを導入しようと考えておいでの方や導入したものの全然分からないという方に向けて「同じく苦しんでいる」者として書いてみます。

 まず第一印象は

「さっぱり分からない」の一言に尽きます。そもそも用語が違うんですね。他のソフトウェアで画像を重ねる時には「コンポジット」とか「スタック」とか言うんですが、このpixinsightでは「integration」になります。もう一事が万事この調子です。様々なコマンドの適用も方法が違って、普通なら「実行」とか「ok」をクリックするんですが、何故か三角マークを移動させるという謎仕様。とにかく慣れるしかありません。ぼやいていても仕方ないので取りあえず使いましょう。

 

最初の一歩

まずは公式サイトhttps://pixinsight.com/から色々と入力して申し込みをします。すると登録したメアドに英語で返信が来る事になります。Google翻訳にかけると、要するに「できるだけ早く認証してお試しバージョンをDL出来るようにするよ」との事。私の場合は2日後にお試しバージョンの案内がきました。このメールにIDだのなんだのが載っていますのでなくさないようにしましょう。DL→インストールするとタイトル画面が起動します。

 

取りあえず使うのはいわゆるコンポジット機能。なのでscriptからbatchprocessor→WeightedBatchProcessing 通称WBPP(WBPなんじゃないのかなぁ……)というヤツです。これを使ってintegration(コンポジット)する事になります。

この画面の下の段、「+Lights」でライトフレーム、「Flats」でフラットフレーム……といった具合に登録していきましょう。フラットダークは「dark」に入れておけば露光時間に合わせて勝手に判断してくれるそうです。

そしてここからステライメージなどと違って忘れやすい項目なんですが、この画面のまま上のタブからCalibrationを開き、FlatとDarkをそれぞれクリックして、右側の設定項目へ移り、上から2番目のCalibration設定内のOptimize MasterDarkにチェックを入れます。Lightも同じ項目チェック。これはMasterDarkの最適化だそうです。私が使っているASI294MC proはこれをした方がいいそうです。他の機種については不明ですが、上手く行かないようなら試してもらったらいいんじゃないでしょうか。後、忘れてはいけないのがアウトプット先の指定。一番右下の小さな項目です。これを忘れたらエラーが出て処理されません。

ここまで来たら、後は右下の「RUN」をクリック。そうすると多分こんなメッセージが出ます。

が、それほど心配要らないのでそのまま「continue」をクリックして進めます。これはファイルパス(ファイルのアドレスみたいなもの)が256文字を超えていたら処理出来ませんよと言うメッセージなんですが、それほど心配ありません。もし本当に画像を作れなかった場合は、フォルダーの名前に使っている文字数を減らすとか、フォルダー内の階層を減らす等の工夫が必要になります。
それと重要な事が。フォルダー名に日本語が使えないという話があります。以前開発側が「2バイト文字(日本語など)には対応しない」と明言したんだとか。そうかと思えば「日本語名でも使えた」という話もあったりで、この辺りはやや不明瞭な状態です。

そして処理が終盤に差し掛かるとこんなダイアログが出ます。

これは写っている天体や撮影機材の焦点距離やカメラのピクセルサイズを入力するようになります。「search」をクリックすると天体のカタログナンバーを入力する欄がでますので、そこにメインの天体につけられているカタログナンバーを入力。下段の「focallength」「Pixelsize」も入力しましょう。「Pixelsize」は割とダイアログが出た時点で合っていますが、「focallength」は合っていない事が多い印象です。

さて、integration出来たら指定したフォルダーに新たなフォルダーが幾つか出来ています。「logs」だの「masetr」だの。

この中の「master」の中にintegrationされた画像が入っています。

必要なのは「master」の中の「masterlight」の画像。これが二つありますが、ファイルサイズの大きい方を使っています。(この画像では色々と試していたのでダブっていますが、作成日時で見分けています)お使いのPCの能力によっては小さい方がいいでしょう。どちらにしてもギガバイト単位ですので、空き領域の確保をお忘れ無く。
デジカメなら関係ないんですが、冷却CMOSカメラをお使いの場合、アンプグローが出る場合があります。一応の対策として、「同じ温度の画像・ダークを使用する」と消せると聞きました。

 が。

私の場合は何故かそれでもアンプグローが出やがります。これをなんとかしないと先に進めません。背景をズドンと落としてやれば誤魔化せるっちゃ誤魔化せるんですが、なんとかしたいですね。

次のレビューではそこのところを……なんとか出来たらいいんですが。

 

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