折れた指パーツ
前回アップしたコイツを修理しないと事が進みません。
修理する工程はこうです。 リューター加工で指本体とボール関節部に穴を開ける→そこに真鍮線を刺して瞬着を塗布→接着→塗装 という流れです。こうして書けば簡単そうですが、真っ直ぐに穴を開けるのが難しいわけです。機械加工出来るわけじゃありませんからね。
やるしかない
ぼやいていても怖がっていても何も変わらないので実行あるのみ。
しかし、この小さなパーツを無くしたらここまでの全てがオジャン。そのためには少し工夫しなければいけません。特にボール関節部は要注意です。なのでホビー用クランプに両面テープを貼り、少しくらい位置がズレても飛んでいかないようにしてクランプします。
右側の受け部分に両面テープを貼り付けています。小さいパーツ(の一部)なんで気を遣います。どのくらい小さいかというとこのくらい。
直径僅か3ミリ。落としたりしたらなかなか見つかりません。慎重にならざるを得ませんね。とにかく作業をスタートし、0.8ミリのドリルをリューターに取り付け穴開け工程をスタート。この時、実際に穴を開ける前にテストとして宙で回転させ、ドリルがブレずにしっかりと回転している事を確認しておくのが重要ポイントです。少しでもブレて回転しているなら何回かかろうともセットし直ししないと、とんでもないサイズの穴になってしまったり、最悪ドリルが折れたり吹っ飛んでしまう可能性があります。とにかくご安全に。そして焦らずに少しずつ深く掘っていきます。深さはマメに真鍮線を差し込んで確認していきます。感覚的な基準ですが、「安定しそうな深さ」を目指して掘り進めていきます……が。見事に掘り抜いてしまいましたw 仕方ないので後からパテで誤魔化す事にして瞬着を塗布して真鍮線を通し連結します。0.8ミリの穴なんので0.3ミリと0.5ミリの日本を通しました。
第2関節辺りから真鍮線が覗いているのが見えるでしょうか。コイツを誤魔化さないといけませんので、取りあえずパテを盛って大雑把に成形しておきます。
適当に盛っていたら後で大変ですからね。ましてや小さなパーツの内側でアレコレしていたらまたへし折ってしまいかねないので事前に手を入れておかないといけません。しっかりと硬化してからヤスリでもう少し形を整えておきます。そして塗装。
ぱっと見では割と分かりませんね。これでヨシとして余分な真鍮を切断して組み立てます。
人差し指に違和感は……ありませんね。これでヨシ!
いやぁちょっとしんどかったですね。願わくばコレでトラブルが終わりになりますように……。
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