秋の天体撮影

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久々の出撃

先日、ようやく新月期の晴れた夜が訪れたので星仲間と共に撮影に行ってきました。今回は試したい事があったので、R200SSとZWO294MC PROと言う組み合わせです。写野の広いR200SSとフォーサーズサイズのセンサーなら狙いたい対象にちょうどいいかもしれない。そう思った次第です。
もう一つの鏡筒であるEdge800HDにAPS-Cカメラだと、M33銀河がギリギ
リ一杯というかはみ出してしまうんですね。レデューサーを使わずになんとかしてみたいと思っていました。元々シャープさはそこまで……という鏡筒ですし。
フルサイズカメラをEdge800HDに組み合わせるとケラレが発生してしまいますし、なによりもシュミカセは先端部の補正板に結露しやすいですしね。

当日は整体に行った後に出発しました。夕方前くらいだったんですが、現地に付く頃にはもうすっかり日も暮れて、多少あった風も収まり絶好の天文活動日和でした。
久々過ぎたのか、セッティングの時点で手順を間違えるという事態にw パーティノフマスクでピントを合わせる前に鏡筒へフードを取り付けてしまったり、露除けヒーターのスイッチを入れても反応がないなぁと思っていたら電源に接続していなかったりと、先行き不安な滑り出しでしたw
ですがシーイングも良く、雲一つ無い夜空は冬の天の川もクッキリと見えて快適そのもの。星もあんまり瞬いていません。今回の目的である「らせん星雲」と「M33銀河」も良い感じに狙えそうです。とりあえず「らせん星雲」が子午線を超えたのでそっちから狙う事にしました。正直ここ岡山県では東よりも西側の方が光害が少ないんですよね。そうこうしているうちに星仲間もやって来て楽しく過ごす事ができました。綺麗な星空の下で仲間と楽しく過ごす贅沢な時間です。
そして写した「らせん星雲」がこちら。

続けて写した「M33銀河」です。

撮影中の小さい画面では気付かなかったんですが、どちらも微妙にピンボケになってる……。
パーティノフマスクで合わせたはずなんですが、ピント固定ネジを締め付ける際にズレてしまったのか……。次回は気を付けねば。どちらもステライメージ9でスターシャープを思いっきり誤魔化して欠けみましたが……特にM33銀河が小さい構造が潰れちゃってますね。

pixinsightで色合いはかなり鮮やかになりましたし、M33銀河は丁度良いサイズに収まる事が分かったのは成果と言えるでしょう。

問題も

今回発覚した問題点が一つ。
新調したJackeryのポータブル電源なんですが、リン酸鉄リチウムイオン電池になって容量が減ったなと実感しました。理論上もそうなるらしいんですけどね。以前のバッテリーよりも明らかに減りが早く、特にノートPCの充電でガンガン減ってしまい、夜半過ぎには残量が10%を切るレベルでした。仕方ないので撤収する事に。
星仲間の助言で車のシガーソケットからAC電源を引けるインバーターを購入しました。これからの季節は寒さから避難する為に車の暖房を使うようになりますので一石二鳥です。その際にAC電源を取りノートPCの充電をしようという作戦です。この値段ならいいかなと。予備も買うかもしれません。ついでにモバイルバッテリーも小さい物を一つ購入しました。これは準個体リチウムイオン電池で、液体じゃなくゲル状だそうです。エネルギー容量は液体と変わらず、なおかつ長寿命なんだとか。モバイル端末や露除けヒーターに使おうかなと。いずれASIairを導入した時はタブレットの電源として活用出来ますし。

次の新月期に今回の反省を活かしたいですね。

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